PR

WinActor 画像マッチングを使わないシナリオの作り方

RPA

RPAネコです!

あなたはこんな悩みを抱えていませんか?

画像マッチングを使わずにシナリオを作りたいけど、他のノードでは上手くいかなくて泣く泣く使ってる…

特にライブラリの処理が上手くいかなくて、画像マッチングを使う方が多いのではないでしょうか。そんなあなたに、画像マッチングを使わなくてもシナリオ作りが出来るテクニックをお伝えします。

ちなみに私はこのテクニックを身につけてから約98%は画像マッチングに頼らず実装できるようになりました

画像マッチング無しでシナリオをつくると、動作がかなり安定するのでぜひ参考にしてみてください。

画像マッチングを使わないシナリオ作りの「キホン」

次の優先順位でライブラリを使っていきましょう。

使うライブラリの優先順位
  1. ライブラリ
  2. エミュレーション
  3. 画像マッチング

基本的にライブラリで実装し、エミュレーションや画像マッチングは最終手段として使いましょう。

ですが、自動記録アクションなどのライブラリを使うとエラーになったり、間違った処理をしてしまう事もありますよね。次のトピックでは、それらの解決法をご紹介します。

自動記録アクションがうまくいかない

自動記録アクションを使おうとするとエラーになったり、たまに間違った処理をする事がありますよね。そんな時はこちらの記事をご覧ください。

ライブラリを使いこなして解決

自動記録アクションで上手くできなくても、他のライブラリを使って解決する場合もあります。いくつかオススメのライブラリをご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

クリックに便利なライブラリ

  • IE操作(指定テキストをクリック)
    IE画面上にある指定テキストを含むリンクをクリックします。
  • IE操作(指定リンクをクリック)
    IE画面上の指定リンクをクリックします。

文字列取得に便利なライブラリ

  • IE操作(Debug 表示検索)
    検索文字がIE画面上にあった時、その情報をエクセルファイルに書き出します。
  • IE操作(Debug 全タグ情報簡易版)
    IE画面上のすべてのHTMLタグ情報をエクセルファイルに出力します(簡易版)。
  • IE操作(Debug 全タグ情報詳細版)
    IE画面上のすべてのHTMLタグ情報をエクセルファイルに出力します(詳細版)。

表の取得に便利なライブラリ

  • IE操作(Debug タグ名指定情報出力)
    このライブラリでtdタグ、thタグの情報を取得すると、IE画面上すべての表データを取得できます。
RPAネコ
RPAネコ

Debug(デバッグ)系のライブラリはエクセル出力に時間がかかる場合が多いので、気になる方は中のスクリプトを書き換えてみてください。

ですが、スクリプトの書き換えはそれなりに知識が必要なので自信が無い方はやめた方がいいです。

こちらの記事でスクリプトの書き換え方法や勉強方法をご紹介しています。

エミュレーションで工夫する

エミュレーションもたまにキー押下に失敗するので、安定性からいうとあまりオススメできません。ですが画像マッチングより安定することが多いので、まずはエミュレーションにチャレンジしましょう。

Tabキーを駆使する

タブキーを押すと、項目間のカーソルを移動する事ができます。

  • クリックしたい時
    対象のボタンまでTabキーでカーソル移動し、Enterキーを押します。
  • 文字入力したい時
    対象のフォームまでTabキーでカーソル移動し、文字入力をします。
  • プルダウン選択したい時
    対象のプルダウンまでTabキーでカーソル移動し、Enterキーを押します。↑↓キーでプルダウンを選び、Enterキーを押します。

ショートカットキーを駆使する

ショートカットキーとは決められたキー入力をする事でアプリケーションの操作を行う事です。

ショートカットキー使用例
  • CtrlキーとCキーを同時に押すと選択していた文字をコピーする事ができます。
  • IE画面で全範囲コピー(Ctrl+A Ctrl+C)した後に、エクセルに張り付け(Ctrl+V)する事で画面上の文字列を全て取得することも出来ます。
  • IE画面でCtrl+Fを押すと、画面内の文字列検索ができます。

システムごとに様々なショートカットキーが用意されている場合が多いので、ぜひ調べてみてください。

まとめ

参考になりましたか。

上記のテクニックを使いこなせば、9割方は画像マッチングを使わずにシナリオ作りが出来ると思います。画像マッチングを使わないでシナリオ作りが出来ると、かなり安定した動作になります。

ですが、画像マッチングにも良いところはあります。例えば「シナリオの内容がわかりやすくなる」「HTMLコードが膨大でかつ処理対象がコード後半に存在する場合、画像マッチングの方が処理が速い」といった点です。

時と場合に合わせてノードとライブラリを使いこなしてみてください。

▼本気でWinActorをマスターしたいならこちらをチェック

  • WinActorの使い方 入門 6つだけ覚えればOK!(詳細
  • WinActorノードやライブラリの使い方 一覧(詳細
  • WinActor開発スキルアップ記事まとめ(詳細
  • WinActor勉強方法 独学から研修まで幅広くご紹介(詳細

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2020
タイトルとURLをコピーしました