上司が話を遮ってきて辛い。話を聞いてもらうための7つのコツを具体例とともにご紹介

上司が話を遮ってくると、まともに情報共有が出来ないため仕事の効率が落ちますし逆に時間がかかります。何より失礼な行為です。こういった状況が続くと気分が落ち込んで疲れてしまいます。

しかし、話を遮る上司に話を聞いてもらう方法があります。この記事では、その話を遮ってくる上司への対処法と上司が話を遮る原因についてご紹介します。

仕事をスムーズに進めたい方は必見です。

話を遮る上司の特徴

話を遮る上司には下記のような特徴があります。

  • 自分勝手な性格
    部下のアイデアよりも自分の意見を優先したい、という自己中心的な性格かもしれません。ある程度、上司自身の中に正解があり部下がそれに沿っていないと否定したくなってしまいます。
  • 話を聞く力・理解する力が低い
    短時間で話を理解する能力が無いにも関わらず、すぐに話を分かった気になり話を遮ってしまうタイプです。
  • 権威主義
    誰よりも常に偉く優秀な存在でありたい、という願望がそういった行動を引き起こしている可能性があります。
  • 時間が無くて忙しい
    時間が無い場合は、長くなりそうな話を聞く心の余裕や集中力を保てない場合があります。話を遮って他の仕事をしたい場合も。
  • 孤独感を抱えている
    プライベートが上手くいっておらず、その分仕事で喋りたがりになってしまっている場合も。

少し同情する部分もあるけど、ちょっと許せない部分もあるなぁ…。

話を遮る上司の存在は、メンバーの生産性やモチベーションを下げるといった悪影響を及ぼします。

「みんなで気持ちよく仕事を効率よく進めたいのに上手くいかない…。」話を遮る上司に対して無性に腹が立つことは理解できます。しかし、その苛立ちを上司に向けてしまうとトラブルに発展する事も…。

話を遮る上司には次のような対処をしましょう。

話を遮る上司への対処法

まずは話をしっかり聞いてみる

まずは上司の話をしっかり聞くことが大切です。ちゃんと聞いてもらえている印象があると、それだけで上司は満足して機嫌が良くなることも。こまめにうなずいたり、賛同したりメモを取ったりして聞いている態度を取ってみるとより良いです。

ある程度話を聞いて上司も満足した様子なら、上司に話を切り出してみましょう。

たとえ上司の話とは反対意見になる話だったとしても「実はこういう事情があって私には難しいと思うんです。(上司)さんならどうすべきだと思いますか。アドバイス貰えると本当に助かります!」と教えを乞うような態度だと不快に思われにくいです。

話を聞いてもらえるようにお願いしてみる

単刀直入に「大変失礼かとは思いますが、この件については複雑なので最後まで話を聞いてもらってもいいですか。」と言ってみるのもいいでしょう。

大体の人はこういえば話を来てくれるはずです。最初に前置きしておけば途中で遮られても「すみません。最後まで聞いてからご判断いただきたいです。」と言いやすいです。

ただ、こう言っても遮ってくる人はいるのでその場合は他の対処法を試してみましょう。

上司の話をうまく自分の話に移行させる

上司の話が長すぎて自分の話を出せるタイミングがまったく無い、といった事もあるかと思います。そういった時は、上司の話からうまく自分の話に移行させると良いです。

ただ、無理やり自分の話題に引き込むと失礼になってしまうので、上司の話を踏襲しつつも上司から自分の話を聞きたくなるような話題を提供すると良いでしょう。

上司が思わずあなたの話を聞きたくなるコツ

  • (多少話題と関係なくても)上司が興味のある内容
    例)「そういえば~~さんってゴルフが好きらしいですよ。(上司)さん、誘ってみてはいかがですか?」
  • ニュースの見出しのようなセンセーショナルな話題
    例)「実は他社がそれで訴えられたらしいんですよ。」
  • 上司の話題に共通するテーマの別の話題
    例)「~~と言えば今度価格が変わるらしいですよね。」

上記のような話題はあまりもったいぶらず、結論からスパッと短く伝えるのが良いでしょう。前置きが長いとまた遮られてしまいます。

気になる話題であれば、上司は思わずあなたの話をもっと聞きたくなるかもしれません。

質問をしてみる

実は話を遮る上司には「自分の話を聞いてもらいたい」という欲求が強い場合があります。そういった際に上手く質問して聞いている態度を取れると、相手は機嫌が良くなることも。

むしろ上手く相槌を取って、良い質問をしてくれるあなたの話をもっと聞きたくなることもあります。

メールや付箋で伝えてみる

上司は忙しすぎて話を聞く余裕が無いのかもしれません。そういった場合は口頭にはこだわらず、メールや付箋メモなど文章で送ってみてもいいでしょう。

その際、下記のような工夫をすると短い時間で読めて分かりやすいです。

  • 最初に結論を述べる
  • 複雑な話題は箇条書きなどで分かりやすくする
  • 上司に何をしてほしいのか明確にする

別のタイミングで話す

単純に上司にとってタイミングが悪いのかもしません。あまりに話が遮られるようであれば「もしかして今お忙しかったですか?」と聞いて「実は急ぎの案件があって…」と言った話題がでてきたら、別のタイミングで話す約束をした方がいいでしょう。

ゆっくり話す、間をおく

話を遮られると、ついお互い早口で喋ってしまいます。そうすると話のかぶせ合いになり制御できません。そんな時はあえて、ゆっくり話してみたりワンテンポ間を置くとお互いに落ち着いて話すことができます。

話を遮る上司によってたまったストレス解消法

話を遮る上司にはどうしても腹が立ってしまいますよね。穏便に対処したいけど我慢の限界という方も多いと思います。

しかし、その感情を上司にぶつけてしまうと関係が悪化します。上手いストレス発散のコツをご紹介します。

少し力を抜いてみる

あなたは真面目で仕事に対して情熱がある方なのかもしれません。だからこそ仕事の妨害のような行為をする上司が許せないのも納得できます。

ですが、仕事の責任は上司にあります。もし上司があなたの話をうまく聞き取れず失敗しても上司の責任です。精一杯努力をしたのなら、後は上司の責任と割り切ってしまいましょう。その際、あなたに責任の追及が及ばないようにしておく事も大切です。

力を発揮できる場を探してみる

仕事が大好きな方、無責任なことが嫌いな方は「上司の責任」と割り切るのが難しい方もいると思います。そんな時は、異動や転職を候補に入れてみてもいいでしょう。

異動や転職を選ぶことは悪い事ではありません。前向きな一歩と言えます。ただ、考え無しに異動や転職をしても、また人間関係で悩む可能性はあるので注意が必要です。

まとめ

上司に話を遮られることは、ストレスを感じることもあるかもしれませんが、冷静に対処する方法があります。

相手の話を注意深く聴くことや質問をすることで、話の流れを誘導することができます。

こうした方法を実践することで、より良好なコミュニケーションを築き、ストレスを軽減することができるでしょう。

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