
テックねこです!
今回は、WinActorの2次元配列の使い方を紹介します。
配列とは
配列とは、ざっくり言うと変数が複数集まって合体したものです。

▼WinActorライブラリ使い方 一覧は、こちらでまとめています。
なぜ配列を使うの?変数より配列が適している事例をご紹介
例えば果物価格表のデータを持ちたい時、変数を使うとたくさん変数を用意しなければなりません。
- 変数「果物1」にりんごを格納。変数「価格1」に100円を格納。
- 変数「果物2」にみかんを格納。変数「価格2」に120円を格納。
- 変数「果物3」にぶどうを格納。変数「価格3」に300円を格納。
- ………
- 変数「果物n」にバナナを格納。変数「価格n」に120円を格納。

変数で表データを持とうとすると、データの数だけ変数を用意する必要があります。なのでデータがたくさんある時や増えた時に大変です…。
ですが、2次元配列であればもっとスッキリします。2次元配列を1つ用意するだけ複数のデータを持つことができます。

また、0行目1列目のデータは100円(りんごの価格)、1行目0列目のデータはみかんといった指定が出来るので繰り返しノードを使ってすべてのデータを参照することが出来ます。そのため複数の変数を用意するより、楽にデータを扱えます。

初めはイメージが掴みにくいと思うので、使いながら覚えていきましょう。
2次元配列の使い方
2次元配列にデータを入れる方法
今回は例として、果物価格表エクセルのデータを2次元配列に入れて行きます。

フローチャート:2次元配列にデータを入れる


ライブラリ「2次元配列操作(初期化)」「2次元配列操作(情報挿入)」を使うことで実装できます。この配列ライブラリの解説は記事後半をご覧ください。
2次元配列からデータを取得する方法
先ほどの例で作った2次元配列からデータを取り出すには以下のように実装してください。


ライブラリ「2次元配列操作(情報取得)」を使うことで実装できます。この配列ライブラリの解説は記事後半をご覧ください。
2次元配列用語紹介
インデックス
インデックスとは、配列の各要素に割り振られた要素番号のことです。
以下の一次元配列の場合であれば、0行目、1行目、2行目、0列目、1列目といった要素番号がインデックスになります。

2次元配列関連ライブラリ紹介
2次元配列操作(初期化)
2次元配列を初期化(情報を全てクリア)します。

2次元配列操作(情報更新)
指定した要素番号(インデックス)の配列を更新します。

2次元配列操作(指定インデックスの情報初期化)
指定した要素番号(インデックス)の配列に空文字をいれます。

2次元配列操作(情報取得)
指定した要素番号(インデックス)の配列の中身を取得します。
2次元配列操作(ダンプ)
指定した1次元配列の情報をファイル出力します。
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