
テックねこです!
苦労してようやく完成した、RPAツール。何度も動作確認して、何度も作り直して、本番運用までなんとか持ってこれました。しかし、いざ動かしてみると…
- 予期しないエラーが発生して止まる
- 想定外の動作をする
などといった経験は、RPAツール作成に携わった方なら一度はある経験ではないでしょうか。せっかく納品しても頻繁に止まってしまうと、開発者が付きっきりで対応しなければならなかったり、RPAツールの実行を渋られてしまいます。
この記事では、エラーで止まらないツールを作るための秘訣を伝授します。
画像マッチングを乱用しない・使い方を気を付ける
画像マッチングは使いやすい、後から見たとき処理内容が分かりやすいというメリットがありますが、メンテナンス性が低いというデメリットがあります。具体的には以下のような現象が発生します。
- IEの設定や解像度、ディスプレイサイズが変わると画像が表示されてもマッチしない
- 同じPC、同じ処理でも時々画像マッチしなかったり、別の画像にマッチしてしまう
個人的には、出来るだけ画像マッチングを使わないことを推奨しますが、どうしても画像マッチングを使わないといけない場合は以下の点に気を付けて実装してください。
- 画像マッチ範囲を出来るだけ狭く設定する。
- IEの設定、解像度、ディスプレイサイズは他のシナリオやRPA用PCと揃える
待機処理が上手くいっていない
対象の画面より先にRPAツールが先に動いてしまい、画面は遷移してないのにRPAツールが次の処理をしてエラーになることはよくあります。この場合は待機処理をいれて、次の画面に移るまでRPAツールが待つようにしましょう。
すでに待機処理を入れていても上手く待ってくれない場合は下記の記事を参考にしてみてください。
ウィンドウ識別エラーを防げていない
頻出するエラーの1つにウィンドウ識別エラーがあります。よくこのエラーが出る場合は下記の記事を参考にして取り除いてください。
仕様を作っていない・仕様が間違っている
あなたは仕様をしっかり決めてから、RPAシナリオをつくっていますか?特に仕様を決めずにツール作成に取り掛かると思わぬ見落としが発生し、エラーにつながります。
下記の記事を参考にして、仕様の作成や間違いの洗い出しをしてみてください。エラーが激減するはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
以下の点に気を付けてツール作りに取り組みましょう。
- 画像マッチングの使い方に気を付ける
- 待機処理に気を付ける
- ウィンドウ識別エラーを防ぐ
- 仕様を固めてからRPAツールを作成する。
一つ一つは些細なことですが、積み上げていけばきっとより良いRPAツールが作れるはずです。ぜひトライしてみましょう!
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