
テックねこです!
今回は、WinActorの1次元配列の使い方を紹介します。
配列とは
配列とは、ざっくり言うと変数が複数集まって合体したものです。

▼WinActorライブラリ使い方 一覧は、こちらでまとめています。
なぜ配列を使うの?変数より配列が適している事例をご紹介
例えば果物一覧のデータを持ちたい時、変数を使うとたくさん変数を用意しなければなりません。
- 変数「果物1」にりんごを格納
- 変数「果物2」にみかんを格納
- 変数「果物3」にぶどうを格納
- ………
- 変数「果物n」にバナナを格納

変数でリスト状のデータを持とうとすると、データの数だけ変数を用意する必要があります。なのでデータがたくさんある時や増えた時に大変です…。
ですが、1次元配列であればもっとスッキリします。1次元配列を1つ用意するだけ複数のデータを持つことができます。

また、0番目のデータはりんご、1番目のデータはみかんといった指定が出来るので繰り返しノードを使ってすべてのデータを参照することが出来ます。そのため複数の変数を用意するより、楽に全データを扱えます。

初めはイメージが掴みにくいと思うので、使いながら覚えていきましょう。
1次元配列の使い方
1次元配列にデータを入れる方法
今回は例として、果物一覧エクセルのデータを1次元配列に入れて行きます。

フローチャート:1次元配列にデータを入れる


ライブラリ「1次元配列操作(初期化)」「1次元配列操作(情報挿入)」を使うことで実装できます。この配列ライブラリの解説は記事後半をご覧ください。
1次元配列からデータを取り出す方法
先ほどの例で作った1次元配列からデータを取り出すには以下のように実装してください。


ライブラリ「1次元配列操作(情報取得)」を使うことで実装できます。この配列ライブラリの解説は記事後半をご覧ください。
1次元配列用語紹介
インデックス
インデックスとは、配列の各要素に割り振られた要素番号のことです。
以下の一次元配列の場合であれば、0番目、1番目、2番目といった要素番号がインデックスになります。

1次元配列関連ライブラリ紹介
1次元配列操作(初期化)
1次元配列を初期化(情報を全てクリア)します。

1次元配列操作(情報更新)
指定した要素番号(インデックス)の配列を更新します。

1次元配列操作(情報挿入)
指定した要素番号(インデックス)の配列を挿入します。

1次元配列操作(指定インデックスの情報初期化)
指定した要素番号(インデックス)の配列に空文字をいれます。

1次元配列操作(情報取得)
指定した要素番号(インデックス)の配列の中身を取得します。
1次元配列操作(ダンプ)
指定した1次元配列の情報をファイル出力します。
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