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社内でRPAツールを導入したときの失敗談

社内にRPA導入した時の失敗談 RPA
RPAネコ
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テックねこです!

社内にRPAツールを導入してしばらく経ち効果も出てきましたが、初期のころはトラブルも多く、なかなかうまくいきませんでした。この記事では失敗した話や解決策について書いていきたいと思います。

ツールを作っても業務に導入されない

ツールが完成し担当者に見てもらい問題なく納品が終わりました。しかし、しばらくたって効果測定のためヒアリングをすると「納品時に一度実行した以降、使っていない」とのことでした。

このようなことは滅多にないように思うかもしれません。しかし、初期のころは8割方似たような状態になりました…。依頼者側からの強い要望でツールを作ったのにもかかわらずです。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

原因

原因としては、RPAどんなものかよく分からない事による不安です。
使えば業務が短縮されるのは分かっていても、今まで通り自分でやった方が想定外のことが起きなくて楽だと思ってしまうのです。他の業務もあって忙しい中、よく分からないものを理解するために時間を割きたくない。間違った操作をして変な問題を起こしたくない、と思ってしまうのです。

解決策

使い方がわからなければすぐに対応する、エラーなどはすぐに修正するので問題があればすぐに連絡して大丈夫、と担当者にしっかり伝えて安心してもらいましょう。
ですので、業務導入が完了して安定運用するまでは技術者にしっかりサポートしてもらう体制にしましょう。

業務導入してる気配がなければこまめに催促するのも重要です。とにかく納品が完了したらすぐにでも、定期的にツール実行する体制ができている状況にしましょう。
納品後ずっと放置していると使われることは二度とないと考えた方がいいです。

これでも使わない場合は、作るのにどれだけの労働時間とお金がかかっているのか伝えましょう。それでも使わない場合は今後その部署からの要望は聞かない方がいいかもしれません。

ちなみに、私は上記の対策をするようにしたら、大半の方が業務導入をしてくれるようになりました。

ツールの中身がぐちゃぐちゃになる

仕様を固めず行き当たりばったりでツールをつくると、作った本人ですら中でどんな処理かわからなくなります。事前に以下のような対策を行いましょう。

  • 仕様を固めてから作成に取り掛かる。この際、ほかのRPAツール技術者にレビューしてもらったり、依頼者に勘違いがないか確認するとなおよいです。
  • 仕様はドキュメントとして残す。中身は他人が見ても理解できる内容にしましょう。

似たようなツールが乱立

こういうRツールをつくってほしいとい言われた時に以前つくったものと似たようなものがありました。そのまま以前のものを流用できればいいのですが若干業務内容が異なるのでそれはできません。
また、1つのツールを複数部署で利用していましたが、ある部署から処理内容を変えたいとの依頼がありました。

このような場合、似たようなツールが乱立していまい、管理が大変になります。対象システムが変更となれば、似たツール全部を修正しなければなりません。

これはある程度しょうがない部分はありますが、できるだけ避けたいです。対処法としては以下のようなものが挙げられます。

解決策

  • ツールは汎用的なつくりにする。読み込ませるファイルの内容によって処理内容を変えられるようにする。
  • 業務の棚卸しの時点で似たような業務はある程度まとめておく。できる限り似たような業務は1つのツールで実現できるようにする。

違うパソコンで実行すると動かない

他のパソコンで実行すると、うまく動いたはずのRPAツールが動かないという事はよくあります。原因としては以下のようなものがあげられます。

原因  画像によるボタンの認識や、画面の座標を指定してクリックしている。
解決策 ディスプレイのサイズや解像度を統一することで解決できます。

原因  ブラウザなどの設定が異なるため画面表示が異なっている。
解決策 設定や画面表示を見直してみましょう

まとめ

一番いいのは作る時点で画像認識による処理座標指定による処理行わない事です。(対象のシステムによっては画像認識でないと実装できないものもあるので努力できる範囲で実践しましょう。)
また、パソコンはできるだけディスプレイサイズや解像度、ブラウザの設定などを統一しましょう。

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